ソフトモデムモジュール V23CI01

 

 

1 本製品の特長

 

「ソフトモデムモジュールV23CI01」は、モデム専用LSIを使用せずに、組込みCPU上で動作させるデータソフトモデムです。

モジュール構成

V23CI01は次の3つのモジュールで構成され、各々独立して動作します。

  • V.23CallerID受信モデム
  • 機能:V.23CallerID信号を復調し、CallerIDデータフレームを出力します。

  • DTMF受信モジュール
  • 機能:DTMF信号を検知し、DTMF符号に対応したコードを出力します。

  • 可聴音(DT/RBT/BT)検知モジュール
  • 機能:DT/RBT/BT信号を検知し、検知した可聴音の種別コードを出力します。
    DT:発信音、RBT:呼出音、BT:話中音

 

 

V.23CallerID/DTMF/可聴音(DT/RBT/BT)は、国内のNTT東日本/NTT西日本が提供する電話網の規格に準拠します。

 

 

2 制限事項

・本モジュールは32bit CPUで動作するCソースコードでの提供です。

・本モジュールは回線信号を16bit A/D変換したデータを入力とし、サンプリング周波数は9600Hzに限定されます。

※ 回線信号をμ-lawコーデックで変換したデータを入力とする場合は、オプションのμ-law リニア変換モジュールを追加することで対応が可能です。

・電話回線の接続制御やアナログフロントエンドの制御は本モジュールに含まれません。

・リアルタイムOS等に関連するシステムコールは本モジュールに含まれません。

 

 

 

 

3 製品仕様

モジュール 仕様 備考

V.23CallerID

受信モデム

受信レベル

最小

最大

-43dBm
-2dBm
 
信号検知時間

最小

最大


20ms

 

DTMF受信モジュール 受信レベル

最小

最大

-43dBm
-2dBm
 
信号検知時間

最小

最大

35ms
60ms
DTsts[0]=0→1 になるまでの
検知時間
信号OFF 検知時間

最小

最大

5ms
20ms
DTsts[0]=1→0 になるまでの
検知時間
可聴音検知モジュール 受信レベル

最小

最大

-43dBm
-2dBm

 

400Hz 検知時間

最小

最大

40ms
60ms

ST400sts=0→1 になるまでの

検知時間

DT 検知時間

最小

最大

1040ms
1060ms
STsts[0]=0 → 1,STsts[1]=0
になるまでの検知時間
RBT 検知時間

最小

最大

180ms
200ms
STsts[0]=0 → 1,STsts[1]=1
になるまでの検知時間
BT 検知時間

最小

最大

800ms
1860ms
STsts[0]=0 → 1,STsts[1]=2
になるまでの検知時間

信号OFF 検知時間

※BT を除く

最小

最大

20ms
60ms
STsts[0]=1→0 になるまでの
検知時間
BT OFF 検知時間

最小

最大

20ms
660ms
STsts[0]=1→0 になるまでの
検知時間

 

検知時間にはモジュールの処理時間は含まれていません。 V.23CallerID/DTMF/可聴音(DT/RBT/BT)は、国内のNTT 東日本/NTT ⻄日本が提供する電話網の規格に準拠します。

 

4 本製品についてのお問い合わせ

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